お土産の個包装が恥ずかしかった話

Hola!

旦那の家族はスペインとイギリスに住んでいるので、年に1度は帰省し、家族や親戚と1週間ほど過ごしています。

去年と一昨年は年末年始に帰り、親戚一同揃う環境でもあったので、日本からのお土産も気合いを入れて選びました。

 

 

喜んでもらえそうなもの=日本文化が現れているもの?

1回目のお土産は、私の大好きな千寿せんべいに似たお菓子。

せんべいと言いつつもクッキーに似てるし、甘党が多いスペインにはぴったりだ!と思って選びました。

 

そしてパッケージには和紙に松の水墨画風の絵が書かれた「のし」が巻かれており、箱もちょっと高級感がある。

きっと喜んでもらえると自信を持って2箱買い、旦那の実家でみんなが揃っている時に出してもらいました。

 

 

期待通り、日本らしい包装も味もとっても喜んでもらえ、ほっとしていた時のこと。

テーブルの上の景色に、何だか違和感が残ります。

 

その後、日本の過剰包装の話になりました。笑

 

食べた後こんなにゴミが出る景色はスペインではあまりない!

食べ終わった後のテーブルには、外箱、のし、個包装のプラスチック、1つずつに入っていた保存剤、内箱を包んでいたプラスチックがありました。

もし場所が日本だったら、私は違和感を感じることもなかったと思います。

 

しかしスペインでお土産用のお菓子をもらって食べた時には、外箱+時々プラスチック容器(トリュフが入っている容器とか)位しかゴミが出ません。

そもそも個包装のものはほとんどありません。

そんな中、私が良かれと思って日本から持ち込んだものが大量のゴミとなって残ってしまったテーブルの上の景色。

スペインではあまり見ることのない光景に、なんだか複雑な気持ちが残りました。

 

 

プラスチックフリーでお土産を買うことは可能か?

これに関しては、対日本社会へのお土産では今のところ難しいが、それ以外は可能という結論に至りました。

なぜなら、組織へのお土産という文化そのものが日本に根ざしたものであり、そこでは個包装であることはほぼ必須条件だからです。

 

例えば、私が旅行に行った時、会社の人や友達に、いわゆる「バラマキ土産」を買います。(言い方としてはあまり好きではないけど…)

欧米ではこの「バラマキ土産」という概念がないので、親交が深い一部の人にモノを買うことが多い=個包装のお菓子などはほとんどないということらしいです。

 

でも、会社や状況にもよりますがオフィスで「これお土産なので1つ取ってください」と缶に入ったチョコレートを差し出すのは、難しくありませんか?

 

私には難しいです。笑

「今食べたいかなあ」とか「チョコ好きだったかなあ」とか考えてしまいますね。

 

しかし、上記のように対組織でない場合、親しい友人や家族には、個包装でないものを選べると思います。

また海外旅行から帰国した際には、個包装がなかった事をメモ書きしてお土産に貼り、誰でも好きな時に取れる場所に置いておくなど工夫をすると、むしろ会話のキッカケになる可能性もあります。(実際にあった話)

 

 


 

今後のスペインへのお土産には、見た目だけでなくサステナブルかどうかという視点も持ちたいと思います。

お土産は喜んでもらえる事が一番大切だと思っていますが、何が嬉しいかは自分の尺度だけでは分からない事も多いと学びました。

 

 

皆さんも欧米に行かれる際には、日本よりサステナブル・エシカルな概念が浸透している認識を持つことをお薦めします!

 

 

*Gumi*